日常生活の身の回りのトラブルの相談先
・事故と損害賠償のトラブル日常生活では、さまざまな事故・事件が発生します。交通事故、医療事故、学校事故などが典型例ですが、通常は損害賠償が問題となり、一般的には弁護士に相談します。しかし、トラブルのための専門機関がある場合には、その機関に相談することにより、迅速で費用のかからない解決が得られることもあります。・隣近所とのトラブル隣近所の問題には、建物の建築規制違反や騒音・日照侵害などがあります。また、悪口を言ったなどの名誉毀損の問題もあります。騒音や日照侵害などの環境の問題については、まず、役所の建築課や公害課などに相談するのがよいでしょう。法律や条例などで、どう規制されているかを知る必要があるからです。騒音などでは被害の状況を調査してくれることもあります。隣近所の問題は、トラブルが解決したにしても、今後も付き合って行くことになりますから、紛争がこじれて感情的な対立にならないよう心がけることも必要でしょう。・人権侵害のトラブル人権侵害としては、女性の人権侵害(セクハラ、ドメスティックバイオレンスなど)や子どもの人権侵害(虐待・いじめ・体罰)、高齢者の人権侵害、障害者の人権侵害などがあります。人権侵害は、名誉毀損などの刑事事件となるばかりでなく、民事事件としての損害賠償(慰謝料)や謝罪の対象となる場合もあります。基本的人権の尊重は憲法が掲げている保障であり、こうしたことから法務局、地方法務局・支局では、人権相談に応じています。⭐︎ポイントいくつかの機関に相談してみるのも解決の早道。